>>在宅ワークやフレックス勤務をするには?
「柔軟な働き方を叶える方法」無料ebookで解説
会社に所属せず、自由な働き方ができるフリーライター。
ワークライフバランスの実現をはかるため、フリーライターの働き方に興味を持つ方も多いでしょう。
この記事ではフリーライターの仕事内容や、求められるスキルなどを解説していきます。
フリーライターの仕事内容やブロガーとの違い
フリーライターの仕事内容は以下のようなものです。
フリーで活動するライターのこと
フリーランスとして活動するライターのことをフリーライターといいます。企業に所属して執筆するのではなく、個人で案件を獲得して執筆業をおこなう仕事です。
フリーライターと一口に言ってもさまざまな働き方があります。本業としてフリーライターの仕事をする人や、副業として週末などにフリーライターとして活動する人などもいます。
フリーランスの働き方については、以下の記事も参考にしてください。
フリーライターの種類
執筆する記事や文章のジャンルなどによって以下のように分かれます。
コラムニスト
コラムを執筆するライターです。コラムとは評論やエッセイなどの文章のこと。客観的な事実を述べた上で、ライター自身の主観的な見解も盛り込みます。
コピーライター
広告業界でいう「コピー」とは広告文字全般のことを指します。
コピーライターは広告に載せるキャッチーなメッセージを生み出す人。広告のコンセプトをターゲットに伝える重要な役割を担います。
PRライター
企業の広報・PR活動をサポートするライター。企業とターゲット消費者やステークホルダーとの間のコミュニケーションを深める目的でライティングをおこないます。
ブランディングやコミュニケーションデザインの知識が求められます。
テクニカルライター
専門的な技術に関する内容を執筆するライター。製品の取扱説明書を担当したり、専門的な技術に関する手順書の翻訳を担当したりします。
Webライター
Webメディアで執筆するライター。
紙媒体とは異なりWebメディアならではの特徴を捉えたライティングスキルが求められます。
クラウドソーシングサイトでも多数のWebライティング案件が掲載されており、初心者にとってハードルが低いジャンルといえるでしょう。
Googleの検索アルゴリズムに評価される(検索結果上位を狙う)ようなライティングを担当するSEOライターも存在します。
Webライターについては姉妹サイトで詳しく解説しています。こちらも参考にしてみてください。
ブロガーとの違い
ブロガーとは自身のブログで記事を執筆して収入を得る人のことを指します。
ライターが企業などと契約を結び原稿料をもらうのに対し、ブロガーは自身が執筆したブログ記事に掲載した広告収入がメイン。
広告にはAmazonアソシエイト・Googleアドセンス・ASPの案件などがあります。
自由な働き方を叶えるパラレルワーカーの声
テックキャンプは、未経験からフリーランス・副業で生計を立てているパラレルワーカー5名にインタビューを行い、自分らしいキャリアを歩むための方法を無料ebookにまとめました。
【こんな内容が含まれます】
・副業/フリーランスと会社員時代の年収の違いは?
・複数のスキルで自分らしく働くためにやるべきこととは?

フリーライターの年収はどのくらい?
フリーライターの年収はどれくらいなのでしょうか。
今回は一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会がまとめた「フリーランス白書 2019」を元に紹介します。
年収200万年未満がもっとも多い
「フリーランス白書 2019」によると、文筆系(ライター、イラストレーター、編集者、翻訳、通訳)の年収でもっとも多いのは200万円未満(32.0%)
次いで200〜400万円未満(26.9%)、400〜600万円未満(21.5%)となっています。
多様な働き方が影響している可能性
もっとも多い年収の割合が200万円未満となっているのは、フリーライターとして活動する人の働き方が多様であることも原因として考えられます。
前半で述べたとおり、フリーライターとして活動する人の中には
- 会社員として働きながら週末フリーライターとして活動する「副業ワーカー」
- 家事育児の合間にライティング案件を受注して収入を得るすきまワーカー
なども多く存在します。
未経験可な案件は低単価である傾向
近年、特にWebライティング案件は、クラウドソーシングサービスなどで容易に受注できるようになってきました。
副業ワーカーやすきまワーカーなどの未経験者が参入しやすいジャンルといえます。
一方で未経験者可の案件は単価が低い傾向。そのため年収レンジも低めである可能性が考えられます。
専門知識が必要な案件は高単価な傾向
未経験可の案件の単価が低い傾向にある一方で、専門知識を要する案件は高単価である傾向があります。
例えば法律・金融・IT・医療分野などに関する専門資格を保有していると、監修記事の案件を受注できることも。
1文字3円前後の案件が見られることもあり、このような案件を中心に獲得していけば年収アップも狙えるでしょう。
急に案件が消失することもしばしば
特にWebメディアで執筆するWebライターの場合、メディアそのものの運営状況が困難な状況に陥り、案件が打ち切りになることもあります。
あるいはフリーライターに外注してきたものを「今後は社内で執筆する体制にする」といった方針転換が行われることも。

フリーライターをしている筆者も、案件消失は何度も経験してきました。
このようなリスクを踏まえつつ、一定の収入が得られるようなポートフォリオ(受注案件の組み合わせ)を形成する必要があります。

フリーライターは未経験でもなれる?必要なスキルとは
結論からいいますと、フリーライターには未経験でもなれます。
筆者である私も全くの未経験からフリーライターになりました。
一方で以下のようなスキルも必要であることを押さえておいてください。
文章力
ライターであればやはり文章力は必要です。
「自分のために書かれている」と読者を引きつけるような1文を書けることが求められるでしょう。
また、商品の魅力を伝えるものであれば、商品と読者との接点を見つけられるような文章構成にする必要もあります。
ライターに求められる文章力は執筆するメディアによっても異なります。執筆を担当するメディアが、どのような立ち位置で読者に情報を発信しているのかを見極める力も必要でしょう。
企画力
フリーライターは、自身が作成した企画を出版社に売り込むこともあります。担当編集者が引き付けられるような企画を持ち込む必要があるでしょう。
いい企画は冒頭を読んだだけで何がしたいのかがわかるといいます。
いい企画を生み出すためにはトレンドや時代背景などを踏まえた、現代の読者が「読みたい」と思うような内容を盛り込む必要があります。
リサーチ力
ライターが記事執筆時に求められるのはリサーチ力です。
自分が記事を執筆する際、必要な情報をどのようにしたら得られるかがわかっているかどうかで、執筆スピードが異なるからです。
また取材ライターであれば、実際に取材を行う前の事前のリサーチも重要。
取材先がライターに話をしたくなるのは、ライターがいかに入念にリサーチしているかどうかにかかっているともいえるでしょう。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力は、クライアントとのやりとりと取材時に求められます。
まず、取材時は取材先の人との円滑なコミュニケーションが欠かせません。
うまく話を聞き出し、よい記事に仕上げるためには、相手の話に耳を傾けつつ、記事の方向性も保って話を聞き出す必要があるでしょう。
またクライアントとのやりとりでは、どのようなターゲットにどのような記事を届けたいのかを明確にする必要があります。
写真撮影スキル
取材ライターをする場合、取材先の写真撮影も自身で行うケースがあります。その場合は一眼レフなど質のいい写真を撮影するスキルも求められるでしょう。
特に人物へのインタビュー記事やグルメ系記事の場合、魅力的な写真が求められます。
PC・ITスキル
フリーライターとして活動する際、基本的なPC・ITスキルは必須といえます。
例えばクライアントとのやりとりにはチャットツールを使うことになるでしょう。
また、記事の納品をGoogleドキュメントで行ったり、ワードプレスなどのCMSに直接入稿して納品したりするケースもあります。
営業力
フリーライターは企業に所属していないため、自身で案件を獲得する営業力も求められます。
自分がどのジャンルに明るいのか、これまでどういったメディアでどのような記事を執筆してきたのかをアピールし、クライアントがあなたを採用するメリットを伝えられる営業力が必要です。
自分の考えをnoteなどで発信し、ポートフォリオサイトにする人も増えています。
セルフマネジメント力
フリーライターはセルフマネジメント力が不可欠です。他の職種のフリーランスでも同様のことがいえるでしょう。
フリーライターは自身で案件を獲得し、スケジュールを調整しながら納期に間に合わせる必要があります。
会社名を背負っていないので、すべて自分の責任といえる仕事。納期を守れないと一気に信頼関係が崩れてしまう原因になるため注意しましょう。
スキルなし・未経験でも諦めないで
今回紹介してきたフリーライターに必要なスキルは「すべて揃っていないとフリーライターを目指してはいけない」というわけではありません。

筆者である私も最初は在宅でできる仕事としてライターの仕事を受注し、継続していくうちにスキルを身につけていきました。
もし「未経験だしスキルも何もない」と不安に思っているのであれば、試しにクラウドソーシングサービスなどで未経験可な案件を探してみてください。
きっとあなたにもチャレンジできる案件が見つかるはずです。
フィードバック体制が整えられている案件であれば、未経験からライティングスキルを身につけられるでしょう。
【Webライター始めて身に付いたスキル】
・ライティングスキル
・マーケティングスキル
・ネットリテラシー
・購買心理学
・営業力
・提案力
・Googleスプレッドシート
・Googleドキュメント
・word
・Googleアナリティクス
・GoogleSearchConsole
・wordpress
・Canva
その他諸々
身に付きすぎぃぃ🍍— ぱいん🍍専業Webライター(LV.3) (@pine_blog0205) July 25, 2020
未経験からフリーライターになる方法
未経験の状態でフリーライターになる方法は、以下の3つがあります。
- 出版社から独立
- ライター講座を受講
- クラウドソーシングで未経験可の案件に応募
それぞれメリット・デメリットがありますので、詳しくは以下の記事も参考にしてくださいね。
またこの他にもフリーランス向けのサイトでフリーライターを募集しているところもあります。以下のようなサイトで検索してみてください。
ただしこれらのサイトで見られるライター募集案件は、経験者を対象としているのが中心です。
未経験からライティング案件を探す場合は以下のようなクラウドソーシングサイトを検索するのがおすすめです。
フリーライターは未経験からチャレンジできる
フリーライターは未経験から目指せる仕事です。一方で案件を自分で獲得しなければならないなど、本業に直接関わること以外にもスキルが求められます。
クラウドソーシングサービスなどを活用して試しに1つ案件を受注し、フリーライターとしての働き方のイメージを明確にしてみましょう。