残業時間を減らすための6つのポイントと企業の削減事例を紹介

「残業時間をもっと減らしたいが、どうすればいいのかわからない…」と悩んでいるビジネスマンは多いのではないでしょうか。

終わらない仕事や帰りづらい職場の雰囲気など、つい長時間労働をしてしまう理由は様々です。

この記事では、残業時間を減らしてワークライフバランスを実現するための6つのポイントと、企業の削減事例について紹介します

サラリーマンの月の残業時間平均は24.9時間

大手転職エージェント「doda」が15,000人の労働者を対象に行ったアンケートによると、会社員の月の平均残業時間は24.9時間とのことです。

1日あたりでは約2時間の残業になります。

職種別に見ると、事務職系職種は残業が少なく、営業系職種は多いという結果が出ています。

「1日2時間の残業をいつもやっている」という人も多いのではないでしょうか。

残業が減らない原因

毎日の残業、帰りたくても帰れない状況があるのにはどのような背景があるのでしょうか。

あなたの残業がなかなか減らない原因を考えてみましょう

仕事が多い

原因の一つは、仕事の多さです。

もともと人手が足りていなくて、社員1人が抱える仕事が多いという現場も多いでしょう。

仕事ができる人にはどんどん仕事がやってくる、という状況になっていることもあります。

仕事の効率が悪い

仕事量は通常であっても、効率が悪くて就業時間内に仕事が終わらない、というケースもあります

これは、業務に慣れていない新入社員など若い世代に多いでしょう。業務の進め方がわからず、疑問や問題を解消するのに時間にかかってしまうことなどが背景にあります。

帰りたいけど帰れない

仕事が終わってもなんとなく帰りづらい、という雰囲気が原因になっていることもあります

上司や先輩がまだ働いている中、1人だけ先に帰ることに気が引けて、なんとなく残ってしまうのです。

上司の無茶振り

「この仕事を今日中に仕上げてくれ」「明日までに◯◯の資料を作ってくれ」といった上司の無茶振りによって残業をせざるを得ない時もあるでしょう

これは、頼まれたらNoと言えない誠実な人、真面目な人によく起きがちです。このタイプの人は、周囲に協力を依頼するのが苦手で、結局自分ですべてやってしまうことも多いです。

残業時間を減らすための方法

定時で帰ると「サボっている」「努力していない」と思われて、評価が下がるのではないか。

残業を減らしてもっと早く帰りたいけど、このような不安を抱えている方もいるかもしれません。

そうであれば、仕事のパフォーマンスを上げることで、出す成果はそのままに仕事を早く切り上げることを目指しましょう

仕事は優先順位をつける

持っている仕事には優先順位をつけ、重要度・緊急度の高いものから片付けていきましょう。Excelやアプリなどでtodoリストを作り、タスクを管理する方法がおすすめです。

気分や得意不得意に関わらず、優先順位の高いものから着手することで締め切り前に焦って残業する羽目になるリスクを下げられます。

ルーチンワークで業務効率化

初めての作業や慣れない業務で時間がかかってしまうのは仕方がないこと。であれば、定期的に発生するルーチンワークで業務を効率化しましょう

例えば、よく作る資料はテンプレートを作ってそこを穴埋めするだけにしたり、パソコンのショートカットキーを作業スピードを上げたりといった工夫をしてみましょう。

集中できる環境を作る

業務中についスマートフォンをいじったり、パソコンで業務に関係のないことを調べたりしていませんか?

就業時間内に仕事を終わらせるためには、これらの無駄な時間を省いて仕事に集中することが大切です。

机の上を整理整頓する、仕事中はスマホをかばんにしまっておく、同僚との雑談は極力やらないなどの方法があります。

周囲に協力を求める

仕事ができる人にほど仕事が集まりやすいという現場もあるでしょう。頑張っても頑張ってもどんどん仕事が振ってくるという人は、周囲に協力を求めてみましょう

いちいち内容を説明して依頼するのが面倒、と思うかもしれません。しかし、部下や後輩が仕事を覚えてくれれば、将来的にはあなたの負担を減らすことに繋がります。

無駄な会議をなくす

無駄な会議をなくして、その時間を業務にあてましょう

具体的には、次のような対策が取れます。

・簡単なトピックはチャットツールや電話で用件を済ませる
・聞いているだけの会議には参加しない
・1時間の会議を30分に短縮できるように工夫する

無駄な会議はチームや部署にとってもマイナスです。周囲とも話し合って改善策を見つけていきましょう。

その日の仕事が終わったら帰る

なんとなく雰囲気で帰れないという理由でだらだらと残業してしまう人は、勇気を持って帰りましょう!

あなたが率先して「定時で帰るのが当たり前」の文化を作っていくことも必要です。やるべきことさえ出来ていれば問題ないので、仕事が終わったら胸を張って帰りましょう。

残業時間削減に取り組む企業の事例

残業時間の削減は、今や企業が取り組むべき課題の一つ。最後に、残業時間削減に取り組む企業の事例をいくつか紹介しましょう

SCSK株式会社

出典:SCSK株式会社

SCSK株式会社で2013年4月から実施されているのが「スマートワーク・チャレンジ」という取り組み。

効率的に働くことで有給休暇20日取得、月間平均残業20時間未満を目指しています

以下の4つの施策を柱とした働き方改革によって、2018年度の月間平均残業時間18時間(2008年度は平均35時間)、年次有給休暇取得日数は18日(2008年度は13日)に改善しました。

・浮いた残業代を、全額社員に還元
・有給休暇が取りやすい環境づくり
・長時間労働の是正
・業務品質の向上

大和証券グループ本社

出典:大和証券

ワーク・ライフ・バランスや女性活躍推進などに取り組む大和証券グループ本社が行っているのは、19時前の退社の励行

導入当初は「絶対に無理」という声も多かったようですが、実効性を高める様々な工夫によって定着を図りました。

社内にも「時間は自分でコントロールする」という意識が広がり、現在では19時前退社が浸透しています。

伊藤忠商事株式会社

出典:伊藤忠商事

夜型の残業体質から朝型の勤務へ移行し、効率的な働き方を実践することで総労働時間の削減を図った伊藤忠商事株式会社。

早朝勤務時間(5:00~8:00)は、深夜勤務と同様の割増賃金(一般社員:150%、管理監督者など:25%)を支給する他、8時前に始業した社員への軽食の無料配布などの施策が取られました

これらの取り組みにより、午後8時以降に残業をする社員はわずか5%に減り、午前8時以前に出勤する社員が全体の半数近くに。残業時間も導入前よりも約10%強減少したとのことです。

まとめ

残業時間は働き方を工夫することで減らすことができます。

「無駄な作業をやっていないか」「同僚との雑談をだらだらやっていないか」「自分だけで仕事を抱え込んでいないか」など、今一度自身の働き方を見直し、ワークライフバランスを整えていきましょう

タイトルとURLをコピーしました