>>在宅ワークやフレックス勤務をするには?
「柔軟な働き方を叶える方法」無料ebookで解説
「場所にとらわれずに働ける」「ワークライフバランスがよくなる」と人気のリモートワーク。
一見、魅力ある働き方ですが、じつはデメリットもあるのをご存知でしょうか。
ここではリモートワークを行う際の注意点や、リモートワークでも効率的に働くためのコツも紹介します。
注目を浴びるリモートワーク
日本政府が押し進める「働き方改革」の一環として、リモートワークの導入を検討する企業が増えています。
総務省が掲げる「テレワーク推進」
総務省の「ICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)利活用促進政策」の1つに「テレワーク推進」があります。
※リモートワークとテレワークが同義であることは以下の記事でも解説したので参考にしてください。
リモートワークが注目を浴びる背景には、電気使用料削減や賃料削減といったコストカット効果が見込めるからです。
また企業側だけでなく従業員側にもメリットがあります。詳しくは以下で解説しましょう。
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リモートワークのメリット
リモートワーク導入は企業・従業員共にメリットがあります。
ここでは従業員のメリットに焦点を当てて紹介しましょう。
通勤がなくなる
リモートワークを初めて実施。
感想。
通勤時間ないの最高!
ただ、今まで通勤時間の中でゆっくりと仕事モードに切り替わってた部分もあるから慣れが必要だなーと感じました!
あと、ZOOMに無駄な音を遮音する機能ほしい!
— みそ|1日1ツイートは、366日後に終わる。 (@xxlas0201) April 14, 2020
リモートワークが可能になると、毎日満員電車に乗ってオフィスに出社する必要がなくなります。
また満員電車を避けるために早起きして電車に乗っていた人もいるでと思いますが、リモートワークができればその必要もありません。
人間関係のストレスが減る
リモートワーク1日目
会社なら分からないこと上司に聞く時に(今仕事中で忙しそうやしなぁ)って遠慮するけど家なら相手が何してるか分からんし、メールやからすごく聞きやすい。
周りの目も気にせずに伸び伸びと作業できる最高
— きょん@プログラマ1年目 (@lexus_kyo) April 13, 2020
直接人と会うと気疲れする人にとって、リモートで1人で作業できる環境は快適でしょう。
コミュニケーションも基本テキストで行われるので、リアルなコミュニケーションが苦手な人はストレスが軽減されます。
好きな場所で働ける
リモートワークなら場所を選ばず働けるので、例えば「今日は実家で勤務する」「今日はカフェで勤務する」など、その日の予定や気分によって働く場所を変えられます。
同じ場所で長時間作業することで業務効率が落ちていた場合は、効果的な方法でしょう。
私服で働ける
【リモートワーク最高】
リモートワークの何がいいって、
人の目を意識しないでいいことに尽きる。服装とか身嗜みとか姿勢とか。
自分の一番やる気の出る態勢で、
デスクやソファやベッドなどで仕事できる。腰痛持ちな私は長時間座ってると
腰と左股関節が痛くなるので、
とても助かる。— フサフサライオン@婿入り経営者 (@LION_fusafusa) April 13, 2020
スーツなど、会社に行く用の服を着る必要がありません。
人の目を気にしなくても済み、メイク時間も短縮。通常よりも朝ゆっくり過ごして業務に移れるでしょう。
育児・介護との両立も可能
もちろん仕事内容によりますが、育児・介護との両立も可能です。
たとえ細切れの作業になっても、成果物の納品など契約上定められたルールに則っていればOKとされることが多いです。

リモートワークのデメリット
一方でリモートワークには以下のようなデメリットもあります。
これからリモートワークをしようと考えている人は、デメリットもあらかじめ把握して対策しましょう。
孤立しやすい
まだリモートワーク初心者なんだけど、これって1,2年目の若手だとか、中途入社して数ヶ月みたいな人だと結構キツいかもな。
分からないことが多くても気軽に聞けないし、孤立してしまいそう。
逆に、何年も同じ仕事やって慣れてる人にとっては天国かもしれん。
ワイは入社9ヶ月なのでどちらでもないが— えぬ (@uscpa_k) April 14, 2020
特にもともと出社して働いていた人がリモートワーカーとなった場合、これまで通りに気軽にコミュニケーションを取れないことにストレスを感じる可能性があります。
セルフマネジメントが求められる
リモートワークはリラックスして仕事できるメリットがある一方で、リラックスしすぎるデメリットも。
「いつでもひと休みできる環境」は、セルフマネジメントできない人にとっては逆に厳しい環境になるでしょう。
働き方が不明瞭
リモートワークは会社側から「本当に働いているのか?」と思われることも。
オフィスで出社するよりも意識して報連相を積極的にとることが必要です。
コミュニケーションの希薄化
リモートワークの課題は雑談のなさ、業務の余白やノイズのなさですよね?
そんな課題を解決する画期的なWEBサービスがあるんですよ!
twitterって言うんですけど、世界中の人と意味のない雑談から大喜利までできるんです。
でもね、業務時間が雑談で圧迫されるという弊害があります…
— ヤマシタ マサトシ (@OFFRECO1) March 17, 2020
リモートで仕事をしていると、出社している社員とリアルなコミュニケーションが取れません。
フランクなコミュニケーションが取れずにストレスを感じる人もいるでしょう。
評価がしにくい
日本でリモートワークが普及しない原因、やっぱり
「上司が部下を成果で評価できないから」
説が濃厚ですね😢
🇺🇸米国:
どこで何をしていても関係なく、成果で評価される。🇯🇵日本:
成果に関係なく、会社で机に座っていた時間で評価される。 https://t.co/YbBn05urQp— ゆう🇺🇸本気のアメリカ就職 (@honkiku1) April 14, 2020
リモートワークでも適切な評価がされるような環境が整備されていないと「上司から直接見られないことで評価が下がったのでは?」と感じてしまうケースもあります。
リモートワークで役立つツール
リモートワークには必須とも言えるツールがあります。
積極的に取り入れてリモートワークをしやすい環境を整えましょう。今回紹介するツールはいずれも無料で使えます。
コミュニケーションツール
社内メンバーとのコミュニケーションに必須なツール。メールでもやりとりはできますが、リアルタイムでスムーズに意見交換をする際はチャットツールのほうが便利です。
以下に普及率が高い2つのサービスを紹介しますが、いずれもスマホアプリがあるため外出先でもスムーズにやりとりできます。
Slack
出典:Slack
代表的なチャットツールです。オンライン会議・ファイル共有・プロジェクト管理などあらゆる機能が備わっています。
また外部ツールとの連携機能が魅力。例えば後ほど紹介するファイル共有ツール「Google Drive」や「Dropbox」と連携することで、データの共有がよりスムーズできます。
参照:Slack
以下の記事ではSlackについて詳しく解説されています。こちらも合わせてご確認ください。
Chatwork
出典:Chatwork
ビジネスチャットツールです。Slackと機能はほぼ同様ですが、特徴として挙げられるのはタスク管理機能でしょう。
例えばメッセージで案件の依頼がきたとき、そのメッセージをそのままタスクとして保存できます。
参照:Chatwork
ファイル共有ツール
各種ファイルが保存・共有できるクラウドストレージサービスは、文書やデザインのデータなどを複数メンバーとやりとりする際に便利です。
GoogleDrive
出典:Google Drive
Googleアカウントがあれば誰でも使えるオンラインストレージサービスです。他のGoogleの機能を使っているのであれば、ファイル共有もこちらを使用するよいでしょう。
Microsoft Officeの代替となるツール(Googleドキュメント・Googleスプレッドシート・Googleスライド)を複数メンバーと共有し、リアルタイムで編集できるメリットがあります。
参照:Google
Dropbox
出典:Dropbox
Dropboxのメリットはあらゆる種類のファイルを共有できる点です。共有されたファイルは検索機能で見つけられ、スマホやタブレットでも同期可能。
ファイルサイズが大きい写真や動画も共有して共同作業できます。
参照:Dropbox
オンライン会議ツール
普段はリアルで行っていた会議も、オンライン会議ツールを使えばリモート業務の人とも繋げて会議を行えます。
テキストでは難しいやり取りも、オンラインで顔を合わせればスムーズにできることもあるでしょう。
Zoom
出典:Zoom
普及率の高いオンライン会議ツールです。相手がアカウントを持っていなくても、招待機能を使えばURLを共有しクリックしてもらうだけでミーティングに参加できます。
無料プランでも最大100人まで同時接続が可能。スマホやタブレットからでも接続でき、ボタン1つで会議内容を録音・録画できます。
参照:Zoomミーティング
以下の記事ではZoomについて詳しく解説されています。ぜひ参考にしてください。
Google Hangout
出典:Chromeウェブストア
Zoomと同様、生成されたURLにアクセスするだけでミーティングに参加できます。
Android端末にはすでにインストールされていることも。テキストメッセージでのやりとりも可能です。
参照:Googleハングアウト
リモートワークで成果を出すには
リモートワークは場所に縛られず仕事ができるメリットはありますが、環境を整えたり意識を変えないと効率的に仕事ができないことも。
ここではリモートワークで快適に仕事を行うためのコツを紹介します。
集中できる環境を整備する
リモートワークをする際は、仕事に集中できる環境を整えましょう。
例えば机や椅子の手配などです。リモートワークになるとテレビ会議も増えるため、マイク付きイヤホンの購入もおすすめです。
気配りを常に意識する
リモートワークになると、チャットツールなどを活用したテキストでのコミュニケーションになります。
リアルなコミュニケーションでは表情や声色などでもニュアンスが伝わる側面がありましたが、テキストではどうしても無機質になりがち。
感謝のメッセージを意識して伝えるなど、気配りを忘れないようにしましょう。
なるべく同じワークタイムに
リモートワークで働く時間帯を指定されていなかったとしても、出社しているメンバーの業務時間を意識する必要があります。
例えば当日中に納品が必要なものの業務にあたるのであれば、出社メンバーが退社までに納品が終えられるようにデータを送付する必要があるでしょう。
メッセージのやり取りも、退社後は見られないことを考えて行う必要があります。
雑談もする
チャットツールでのやり取りが業務内容のみに絞られると、リラックスする時間が減ってしまいます。
オフィスの共有スペースで雑談していたように、チャットツールでも雑談ルームなどを設けるとよいでしょう。
デザインなどクリエイティブな業務の場合は、そういった雑談からアイディアが浮かぶこともあります。
情報を積極的に共有
リモートワークをしていると、会社に出社しているときにはわかった会社全体の動きや部署内のメンバー同士の関係などがわかりにくいデメリットがあります。
そういった情報もできるかぎりこまめに共有することで情報格差をなくす努力をするべきでしょう。
これは社内メンバーからの働きかけに依存している側面が大きいかもしれませんが、リモートワーカー側もこまめにコミュニケーションをはかって情報共有を仰ぐとよいでしょう。
リモートワークは環境の整備から
リモートワークで業務を効率的に行うためには、環境整備が非常に重要です。
社内にすでにそのようなシステムが整えられていたとしても、リモートワーカー自身で環境を整える必要があるものも。
この記事を参考に、快適なリモートワークができるよう準備を進めましょう。