やりがい搾取に陥る例と起きやすい業界について【働き方に悩む人必見】

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やりがいを強く意識させることで、不当に安く従業員を働かせる「やりがい搾取」。

私自身も「今思えば、正社員として働いていた飲食の企業はやりがい搾取だったのでは」と思います。しかし、働いている本人はなかなか気づかず、認めたくないものです。

そこでこの記事では、やりがい搾取に陥ってしまう例と、やりがい搾取が起こりやすい傾向にある業界について解説します。

やりがい搾取の事例を知ることで、ぜひあなたの現状を見直すヒントにしてください。もし、あなたがワークライフバランスを実現したいのならば、転職を考えるのも方法です。

従業員が気づかないうちにやりがい搾取に陥る例

従業員が気づかないうちにやりがい搾取に陥る例について解説します。「やりがいを搾取されているのでは?」と不安に感じている方は、現状を理解するための参考にしてください。

「夢」によって視野が狭くなる

仕事を選ぶ時に、自分の夢や目標に近づける仕事を選ぶ人は多いです。特に社会人経験のない若者に多く見られます。

やりがい搾取を行う会社はその一生懸命さや素直さを逆手に取り、不当な報酬を精神論などで納得させます。

働く側も夢に向かって努力していると考えるため、視野がせまくなり疑問を抱かないので気づきづらいです。

好きなことを仕事にすることに憧れを抱く方は多いでしょう。しかし、仕事を選ぶ時には、仕事内容や給与など労働条件を冷静に判断する目を持つことが大切です。

魅力的な求人票の言葉に踊らされてしまう

「20代から急成長できる職場」「同期の誰よりも率先して仕事をする人が活躍する職場」といった魅力的な求人票の言葉に踊らされてしまうケースもあります。

実際に言葉通りの会社であれば問題ありませんが、入社してみたらその言葉通りには行かない可能性も考えられるでしょう。

魅力的な言葉だけに翻弄されず、自分のキャリアにおいてその会社に入る必要があるのか、やりたい仕事ができるのかなどの軸を持つべきです。

同僚に迷惑をかけてはいけないと思い込んでいる

「同僚も同じようにつらい思いをしているのだから、自分も休んだり辞めたりして迷惑をかけてはいけない」という責任感の強い思い込みからやりがい搾取されるケースです。

責任感を持って与えられた役割を全うすることは大切。会社との信頼関係の構築につながります。結果として昇給や昇格につながるでしょう。

しかし、やりがい搾取をしている雇用主は、どれだけがんばってもそれに正当な報酬を与えることはないのです。

それどころか「みんな同じようにがんばっているのだからがんばれ」と、連帯責任のような精神論で追い詰めてくることもあります。

その言葉を真に受けてしまい、迷惑をかけてはいけないというマインドになり、やりがい搾取に陥るのです。

冷静に考えてください。もしもあなたが休んでしまっても、問題なく業務が回るように配慮するのは、あなたではなく会社の責務でしょう。

漠然とした将来のために今を大切にしない

「行く行くは独立するために」「一人前になるための今は勉強の期間」「夢の実現のためのガマンの期間」など、明確ではない漠然とした将来のために今の自分の仕事を大切にできていないとやりがいを搾取されやすいです。

従業員に対して、必要となる教育を行うのも雇用主の役割。本人が能力を足りないことを自覚していて向上心があるのなら、それを育てる機会を提供するべきでしょう。

あるいは、キャリアアップを目指すのであれば、それを支援する制度を整えるべきです。

しかし、やりがい搾取を行う企業は、やりがいと責任感につけこんで安い給与で雇用し、具体的なサポートや昇格などの提案は行いません。

キャリアを支援せず、問題が起きれば切り捨てるような会社であれば、あなた自身が主体的に働き方を見直す必要があります。

それでも「どうしても将来が不安…」と感じる人は以下の記事を参考にしてみてください。

「お客様は大切にしなければいけない」とがんばりすぎる

「どれだけ休みがなくきつい状況でも、お客様には最高のサービスを提供しなければ」とがんばりすぎると、やりがい搾取に陥ります。

これは、責任感が強い人によく見られます。

人は休みがなければ、十分なパフォーマンスを発揮できません。繁忙期に一時的にきつい状況になることは考えられますが、それが恒常的になっている職場には気をつけましょう。

「君がいなければ店が回らないから休むのは待ってほしい」と言われれば、頼りにされているとうれしくなる場合もあります。

しかし、よく考えると、スタッフに休みを与えられないような労働環境を作り、雇用主は責任を丸投げしているだけです。

問題の解決のために、どのような対策を考えているのか上司や経営者に聞いてみましょう。その回答によって、会社が従業員にどのような考えを持っているのか推し量れます。

会社への感謝の気持ちが強すぎる

「未経験でキャリアもスキルもない自分を雇ってくれたのだから」といった採用された会社への感謝の気持ちが強すぎて、正常な判断ができなくなってやりがいを搾取される場合もあります。

このような人は、自分の過剰に能力低くみているため、年齢や経験に相応の報酬をもらっているのかということに考えがいたりません。

人件費を抑えながらも豊富な労働力は確保したいと考える依頼主にとって大変重宝する人材になってしまっているのです。

未経験で別の職種にチャレンジして、ある程度の経験を重ねたのであれば、あなたの市場価値を理解しましょう。

転職サイト・転職エージェントなどを利用すると、転職後の年収の目安などがわかるので、市場価値が理解しやすいです。

やりがい搾取が起こりやすい傾向にある業界

次に、やりがい搾取が起こりやすい傾向にある業界について紹介します。

以下で紹介するのは、業界全体がやりがい搾取をしているわけではなく、あくまでも起こりやすい業界です。

自分が置かれている状況を判断する材料にしていただければと思います。

IT業界

IT業界の中でも、スタートアップやベンチャーでやりがい搾取が行われやすい傾向があります。

「今までにないサービスを提供して世界を変えよう」「君は選ばれた人間だ」といった使命感を煽る言葉で、低い給与でムリに働かせるのです。

会社内での競争に生き残った人だけが働き続けられると思い込み、さらに使命感は強くなります。

この会社では、誰よりも優秀な者だけが生き残るのだ。入社は第一歩でしかない。今後は、チームで重要な人材だと認められなくてはならないが、営業部で働く者にとって、このプロセスはとりわけ厳しいものになる。過酷なノルマを達成できなければ外されるのだ。大勢の若者を採用し、燃え尽きるまで働かせ、ポイと投げ捨て、また新人を採用する──これがパターンだ。
引用元:クーリエ・ジャポン

また、スタートアップやベンチャーは会社として歴史が浅く、福利厚生などの労働環境が整っていない場合もあります。結果として、いわゆるブラックな状態になっている企業もあるのです。

社会経験の新卒の方や、未経験から転職を目指す方は比較対象がないので判断しづらいでしょう。就職先・転職先を検討する際には、十分に注意してください。

飲食業界

飲食業界は、社員として働くと長時間労働になりやすく、サービス残業によって時給換算すると報酬が著しく低くなる傾向があります。

「おいしい!でお客様を笑顔にしよう」「お客様の感謝によって、スタッフの成長機会を創出する」などのビジョンを経営者は掲げます。

スタッフのモチベーションを高めることはとても重要です。

しかし、そのような精神的な充足感を建前にして、「やろうと思えばできる」「今までもみんながんばって乗り越えてきた」といった精神論で、サービス残業や給与を不当に安く抑えるケースも見られます。

飲食業界は未経験からでも働きやすく、忙しい時間帯と暇な時間帯の差があることもこのようなやりがい搾取に陥りやすい理由と言えるでしょう。

ファッション業界

ファッション業界への憧れや好きなブランドやお店で働けるという前向きな気持ちを持っている人を、安い給料で雇用するケースが見られます。

また、アパレルの場合には、スタッフが広告としての役割も果たすために、社販しなければならないことも多いです。それによって、手取りの給与はさらに少なくなります。

コンビニ業界

24時間経営についての議論が話題となっているコンビニ業界。コンビニを経営する店長は、長時間労働でも給料が変わらないというやりがいを搾取されているケースがあります。

多くの人にとって、コンビニはなくてはならない日常生活に欠かせない存在です。自営業や自分の店を持つことに魅力を感じる人や、お客様のよろこぶ姿にやりがいを覚える人もいるでしょう。

しかし、コンビニの経営はとても大変な仕事です。実際に、経営者としての責任感やサービス精神から休みなく働き、給料は変わらず、やりがいによって我慢させられるという状態に陥るケースがあるようです。

美容師業界

オシャレなイメージがある美容師業界。小学生のなりたい職業にもランクインする人気の仕事と言えるでしょう。

しかし、その人気とは裏腹にブラックな労働環境でやりがい搾取をされることもあるようです。

平均年収.jpによると、美容師・理容師の平均年収は284万円とあります。これは、一般企業に勤める会社員と比較すると、けっして高いとは言えません。入社したてのアシスタントであれば、より低くなります。

さらに閉店後に技術向上の練習などの時間を含めると、拘束時間も長くなるのです。また、人手不足から有休の取得も難しいという経験談も見られます。

このような過酷な状態の背景には、「客数減少」「店舗過剰」「低価格化」といった要因があるのです。

テーマパーク業界

華やかで子どもだけでなく、大人にも夢を与えるテーマパーク業界。もともとそのテーマパークが好きな方が働く場合が多く、お客様のよろこぶ姿はやはりやりがいになります。

しかし、コミュニケーション能力や体力が求められるキツい仕事内容を踏まえると、給与は十分とは言えないようです。honne.bizによると、300万円未満の方が多く見られます。

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やりがい搾取をされているのでは?と感じた時の対策

やりがい搾取をされているのではないか、と疑問に感じた時の判断方法や対策について解説します。

自分の心と体の健康を大切にする

不安を感じながらも、やりがい搾取と判断するのか難しい場合もあります。また、好きな仕事であれば認めたくない場合もあるでしょう。

そのような場合には、自分がその仕事を続けて、心と体の健康が保てるかをよく考えてください。正しいやりがいのある仕事は、あなたを追い詰めることはありません。

もちろん、正しいやりがいがある仕事も大変なことはありますが、それを乗り越えることで仕事とプライベートが充実するようになります。

仕事の労働条件や環境を冷静に見つめ直す

企業に共感して一員として働けることや、やりたい仕事ができることだけがやりがいではありません。労働条件や働く環境もやりがいとして捉えるべきです。

そして、トータルで考えた場合に、あなたにとって本当に今の仕事が「やりがいのある仕事」なのか客観的な視点で見つめ直しましょう。

専門家に相談する

当たり前のようにサービス残業があったり、会社が有休を取らせてくれなかったりといった労働に関する問題がある場合には、専門家に相談するとよいでしょう。

通常であれば企業に提案するべきですが、相手にされない可能性もあります。それだけでなく、あなたの会社での立場が悪くなることも考えられるでしょう。

そのようなリスクを避け、確実に効果を得たいのであれば、専門家に相談するのが一番です。

厚生労働省の総合労働相談コーナーや、弁護士などの専門家に相談するという方法があります。総合労働相談コーナーは各都道府県の労働局や労働基準監督署などに380カ所設置されています。

参考サイト:総合労働相談コーナーのご案内|厚生労働省

転職活動をはじめる

やりがい搾取をされていることを理解し、企業に改善の兆しが見えないのであれば、転職活動をはじめましょう。

仕事に対する未練を感じるかもしれませんが、思い切って見切りをつけることも大切です。

転職によって現状と同じ業界や近い業務内容で、適性な報酬や休暇が得られる仕事を見つけることも可能でしょう。

また、転職活動をはじめることで、自分の正しい市場価値を理解できるというメリットもあります。転職を強く意識することで、あなたが置かれている状況をより客観的に判断できるでしょう。

ワークライフバランスを重視した会社の選び方は以下の記事で解説しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。

やりがい搾取を行う企業に入社しないためには

残念ながら、転職をしたとしても問題が解決しない場合もあります。転職先の企業がやりがい搾取を行っている可能性は0ではないからです。

やりがい搾取を行う企業に入社するリスクを下げるために、以下のポイントを必ずチェックしましょう。

・どのような企業風土か
・給与と労働時間のバランスは取れているか
・福利厚生は整っているか
・キャリアの支援を行っているか
・「やりがい」や「社会貢献」といった言葉で実態を隠していないか

企業のホームページや求人票だけでは、判断が難しいポイントもあります。

ただ、口コミサイト・SNS・転職エージェントなどを活用すれば、ある程度の情報収集は可能です。また、説明会や面接の際に直接確認するという方法もあります。

今回紹介した内容を参考にしていただき、あなたに合った正しくやりがいが得られる企業を見つけてください。

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