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円滑なコミュニケーションで重要とされる「共感力」
自分にはその共感力が足りていないのではないか、と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
共感力を高めることで、仕事やプライベートの人間関係がうまくいくようになります。ワークライフバランス実現のためにも努力してみましょう。
この記事では、あなたの共感力不足の原因や共感力を高める方法、そして共感力を学べる書籍を紹介します。
共感力不足の原因
コミュニケーションで大切と言われる共感力。しかし「自分には共感力が足りない」と悩む人は多いです。
では、あなたの共感力不足の原因はどこにあるのでしょうか。ここでは3つの可能性を考えてみましょう。
相手の考え方を理解できない
人間の感情は考え方の影響で左右されやすいです。
例えば、あなたは「カエルが嫌い」だとします。相手が「カエルって可愛いよね」と言ってきても、思わず「あんな気持ち悪いもののどこが可愛いの」と返したくなるでしょう。
こうやって相手の考え方にただ「理解できない」と感じ、そのまま反応を返してしまうと共感には繋がりません。
そうではなく、自分の「カエルが嫌い」という感情はそのまま横に置いておき、相手の「カエルが可愛い・好き」という考え方を理解することが、共感には必要です。
自己愛が強い
自己愛が強い人は、「自分は特別な存在」と思いがちです。このような人は、相手の立場や感情にあまり興味がなく、人の気持ちを汲み取るのが苦手です。
また、自己愛の強さは、相手の考え方を尊重できなくなる要因になります。そして、
「自分の言っていることは正しい」
「なぜ自分のことが理解できないのか」
「相手の言うことが全くわからない」
という考えに陥りがちです。
想像力が欠けている
共感力が強い人は、会話しなくても相手の気持ちを推し量る力が強いです。
つまり相手の言動から感情を想像する力が高いのです。

相手の表情や仕草、態度から感情を推し量ることが難しいため、いわゆる「空気が読めない」言動をしてしまうのです。
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共感力を高める方法
では、共感力を高めるためにはどうしたらいいのでしょうか。
ここでは4つの方法を解説します。
相手の人格を尊重して受け入れる
共感力を高めるためには、相手の「人格」を尊重することが大切です。
では「人格」とは何なのでしょうか。コトバンクによると以下のように示されています。
・独立した個人としてのその人の人間性。その人固有の、人間としてのありかた。
・倫理学で、自律的行為の主体として、自由意志を持った個人。出典:人格とは|コトバンク
コミュニケーションを取る際は、相手がどう感じるか、どのような意見を持つかは相手の自由と考えます。相手を自分と切り離した存在と考えるのです。
そして相手の考えを「その人のあり方」として受け入れ、尊重し、理解することが重要。自分の意見を相手に押しつけようとしたり、考え方を変えさせようとしたりはしません。
相手の立場になって物事を考える
相手の意見を聞いたときに「理解できない」で済まさないようにしましょう。
これは「理解できない」という自分の感情を否定するわけではありません。その自分の感情を受け止め、心の横の方に置いておくのです。

相手と同様の体験をしていなくても、相手の気持ちに寄り添うことはできます。
初めはなかなか理解できなくても「そうなんだ」「大変だね」「残念だね」と言った声がけを繰り返していくうちに、相手の立場が見えてくる場合もあります。
聞き手側に回る
円滑なコミュニケーションのために非常に重要なのが「聞き上手」になることです。
相手が心を開き、感情を共有できるかどうかは、あなたが話を聞く態度にかかっています。
聞き上手になるために必要なスキルは、以下のようなものが挙がります。
- 傾聴力
- バックトラッキング
- ペーシング
- ミラーリング
- キャリブレーション
以下の記事では、とくに重要なページングについて解説しています。合わせて参考にしてみてください。
想像力を膨らませて相手の話を聞く
共感力を高めるためには想像力を高める必要があります。相手の経験を聞く際も、実際にどんな光景だったのかを想像してみましょう。
想像力を高めるためには、普段から「普通は」「常識的に」という考え方や発言をすることを避け、さまざまな意見を「そのような考え方もあるのだ」と受け入れる癖をつけることが大切です。

その上で、異なる側面から考える習慣を取り入れましょう。ときには苦手意識を取り払い、まずは体験してみることもおすすめです。

共感力を高めるためのおすすめ本
共感力は、本でも学び高めることができます。ここでは3冊を紹介しましょう。
共感力
出典:Amazon
著者は“感動プロデューサー”。演劇とマーケティングを融合した「ドラマティックマーケティング」を開発しています。
本書のキーワードも「感動」です。人と感動を分かち合うための「共感力」について書かれています。
顧客満足についても言及されているため、ビジネスシーンでも役立つでしょう。
プロカウンセラーの共感の技術
出典:Amazon
共感の奥深さがわかる一冊です。
著者は臨床心理士、京都大学学生総合支援センターのセンター長(カウンセラー)。
実際のカウンセリング現場でのやりとりを元に、相手と共感するための考え方やフレーズを紹介しています。
他人(ひと)も自分も自然に動き出す 最高の「共感力」
出典:Amazon
著者は元吉本興業広報マン。現在は危機管理コンサルタント、釈放前指導教育担当など幅広く活躍中です。
相手と共感するためにはまず自分を理解することが大切です。
本書ではそういった自分の「感じる力」を知ったり「自分の共感力を知るシート」を作ったりすることで、自分と向き合う方法がわかるようになっています。
さらに「共感しなくていい人」についても言及されているのが特徴。現在人間関係に悩む人の解決策の糸口が見える一冊でしょう。
さいごに
共感力はすぐに高められるものではありません。また、共感力は一概に高い・低いと言えるものではなく、相手との間に築かれるものです。
「自分は共感力が低い」と感じている人も、特定の人とは強く共感できるとも考えられます。
今回紹介した方法で、まずは自分の感情を大切にし、相手の感情を想像する力を磨きましょう。