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「柔軟な働き方を叶える方法」無料ebookで解説
あなたは、なんのために働いていますか?「生活のため」「自己成長のため」といった明確な理由がある人もいる一方で「なんとなく」「考えたことがない」という人も多いはず。
働く理由を持つことは、仕事へのモチベーションアップやワークライフバランスの実現にも効果的です。
この記事では「なんのために働くかわからない」という人のために、働く理由の見つけ方やコツを解説します。
20代の9割が「なんのために働くのか」の答えを持っていない
リ・カレント株式会社は、2020年4月に全国の20代の若手社員1000名を対象に「2020年度最新若手意識調査」を実施。
COVID-19の影響が若手の仕事・キャリアの考え方にどのような影響をもたらしているかを調査しました。
それによると「自分はなんのために働くのか(仕事観)」「どのように働き続けたいか(キャリア観)」という問いに対して「明確な形で持っている」という人は1割以下という結果に。
理由としては「そういったことを考える機会がない・必要性を感じない」などが挙げられ、多くの若者が仕事に対して明確な目的や理由を持っていないことが分かりました。
「なんのために働くのかわからない」と悩む独身も多い
結婚し、家庭を持っている人にとって、家族や子どもの存在は働く上での理由やモチベーションになります。
一方、独身の人は養うべき家族がおらず「なんのために働くのか」を迷ってしまう傾向があるようです。これは仕事にも慣れ、自立した生活を送っている30代からの世代が特に持ちやすい悩みとなっています。

自由な働き方を叶えるパラレルワーカーの声
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・副業/フリーランスと会社員時代の年収の違いは?
・複数のスキルで自分らしく働くためにやるべきこととは?

働く理由を見つける方法
働く理由があると仕事でつらいことがあった時でも頑張れるという人は多いです。
大切な人生の時間を使って働くのだから「なんのために働くのか」については、自分なりの答えを持っておきたいですね。
ここからは、働く理由を見つける方法を紹介します。
自己分析をする
自己分析なんて就職活動以来やっていない、という人も多いのではないでしょうか。
改めて自己分析をすることで、あなたが普段意識していない隠れた性格や感情、大切にしていることやものに気づくことができます。
方法は簡単。ノートなどにあなたが好きなこと、嫌いなこと、得意なこと、苦手なことを思いつくままに書き出していきます。日常や仕事のシーンを思い浮かべながら「あの仕事は楽しかった」「あの言葉は嬉しかった」など、実際の出来事から考えると書きやすいでしょう。
自分自身の考えや今の状況を整理してみると、案外好きなことを仕事にしていることに気づくかもしれません。
今の仕事で得られるスキル・経験を考える
今の仕事でどのような経験やスキルを得られているかを考え、それが将来にどのように活かされるかを考えてみましょう。
無駄に思えるような仕事やつまらない仕事、つらい仕事も自己成長やキャリアに役立っていることに気づく可能性があります。
また、1年前や5年前の自分と比較して、仕事を通して自身がどのように成長しているかを考えてみるのも効果的。
そうすることで「人前で話す苦手意識が克服できた」「責任ある仕事を任せてもらえるようになった」とこれまで頑張って働いてきた理由も見えてくるはずです。
人生で成し遂げたいことを考える
人生で成し遂げたいことを考えてみると、今の時間をどう使うべきかが見えてくることもあります。
例えば「将来は田舎でのんびり暮らしたい」という目標があれば、その資金を貯めるために仕事をするという理由が見つかるでしょう。
仕事を通してどのような人間になりたいか、どのような場所でどのような毎日を送りたいか、どのような人に囲まれて暮らしたいかなど、理想の生活・人生をイメージしてみましょう。

過去を振り返ってみる
過去を振り返ってみて、自分がこれまでどのようなことに打ち込んでいたかを考えてみる方法もおすすめ。
自分がどのようなことに興味が持っている(持っていたか)を知ることで、今の仕事のやりがいを見つけられる可能性があります。
例えば、次のようなことを考えてみましょう。
・子供のころに楽しいと感じたこと
・学生時代にやりがいを感じたこと
・人に言われて嬉しかったこと
・感謝されて嬉しかったこと
自分の適性にあう仕事をする
どれだけ自己分析を行い、理想の人生や生き方をイメージしても働く理由が見つからない場合は、そもそもその仕事があなたの性格や能力に合っていないかもしれません。
例えば「1人で黙々と作業ができる仕事が好き」という人が、大人数でチームとなって1つのことを成し遂げるような仕事をしていては、やりがいや働く理由は感じづらいでしょう。
そのような場合には、転職などで自分の適性にあう仕事や職場に移ることも選択肢の1つです。


「なんのために働くのか」を見つけるポイント
「なんのために働くのか」という問いに正解はありません。
働く理由を見つける方法をいくつか紹介しましたが、重要なのはあなたが自分自身に向き合い、納得できる理由を見つけること。
最後に「なんのために働くのか」の自分なりの答えを見つけるためのコツを紹介します。
立派な理由を考えようとしない
働く理由は人それぞれ。周囲に自慢できるような立派な理由を持っている必要はありません。「好きなアーティストのコンサートに行くため」「美味しいものを食べるため」といった理由でも問題はないのです。
もし「本当はお金のためだけどちょっと言いづらい」という場合には、表向きの理由と本当の理由の2つを持っておく方法も。
いずれにしても、自分の気持ちに素直になることが大切です。
働く理由は1つではない
働く理由は1つだけではないことがほとんどです。生活のため、自己実現のため、家族のためなど、思いつくものは全て「働く理由」としましょう。
また、もしあなたにとっての働く理由が「お金のため」であれば、それ以外にも理由がないかを考えてみましょう。自己分析を通して気持ちや考えを整理すると「誰かの役に立ちながら仕事をして、お金を稼ぎたい」ということに気づくかもしれません。
理由は後になって分かることも
学生時代、勉強ばかりの日々に「自分は何のために勉強しているのか」と不満を持ったことはないでしょうか。
しかし、学生時代に勉強を頑張ったからこそ今の自分がいると思うことはありませんか?
何かを頑張る理由は、その時にはわからないこともあります。今、仕事を頑張る理由が見つからないのであれば、それが分かるまでとりあえず続けるという選択肢もあることを覚えておきましょう。

まとめ
忙しい日々の中で「なんのために働くのか」を考えることは、簡単ではありません。なんとなく仕事をこなしていた中で一度立ち止まり、無意識レベルの感情や考えを分析する必要があるためです。
考えても働く理由が見つからない場合には、友人や同僚などと話をしてみるのもおすすめです。他の人の話を聞くことで「私もそう思っていた!」と気づくかもしれません。
自分なりの働く理由を見つけて、充実した毎日を送りましょう。
