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新型コロナウイルス感染症の影響を受け、Iターン移住(転職)を検討する人が増えています。その理由はどこにあるのでしょうか?
この記事ではコロナの影響でIターン転職希望者が増加している理由や、地方移住(I・J・Uターン)で人気の場所を紹介。
地方移住によってワークライフバランスの実現をはかりたいと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
コロナの影響でIターン転職希望者が増加
出典:PR TIMES
2020年4月、日本では新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、緊急事態宣言が発令。多くの企業でテレワークが一気に浸透しました。また緊急事態宣言が解除された現在も、テレワークが続けている人がいます。
このコロナによる新しい働き方の浸透を受け、自分たちの働き方を見直す人が増えています。
今回紹介するデータは、株式会社学情が緊急事態宣言中の4月24日〜5月1日に、20代を対象に行ったアンケート結果です。これによると、2020年2月と比較して「U・Iターンや地方での転職を希望する人」が14.3ポイント増加したことがわかりました。
出典:PR TIMES
同調査では、回答者にU・Iターンや地方での転職を希望する理由も質問。すると以下のような理由が上位に挙がりました。
- 地元に帰りたいから
- 都市部で働くことにリスクを感じたから
- 地元に貢献する仕事をしたいと思ったから
- テレワークで場所を選ばずに仕事ができることが分かったから
つまり新型コロナウイルス感染症への懸念から移住を検討する人がいる一方で、コロナの影響で働き方が変化したことにより、地方移住を意識し始めている人もいることがわかりました。
出典:PR TIMES
ちなみに地方移住の形は今回主に紹介するIターンのほか、Uターン・Jターンもあります。それぞれのアルファベットは人の動きを示しています。
- Iターン:都心から地方へ移住すること
- Uターン:入学・就職を機に地方から都心へ移住し、再び故郷のある地方へ移住すること
- Jターン:入学・就職を機に地方から都心へ移住し、故郷に近い地方へ移住すること
詳しくは以下の関連記事もあわせて参考にしてくださいね。

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地方移住(U・Iターン就職)で人気の場所とは?
認定NPO法人 ふるさと回帰支援センターでは、移住希望地域ランキングを発表しています。
2019年のランキング2019年のランキングは以下の通りです。
- 1位 長野県
- 2位 広島県
- 3位 静岡県
- 4位 北海道
- 5位 山梨県
- 6位 福岡県
- 7位 新潟県
- 8位 佐賀県
- 9位 高知県
- 10位 愛媛県
3年連続1位の長野県
2019年1位となった長野県は、これで3年連続1位に。長野県は軽井沢や上高地など、全国的にも有名な避暑地を有しています。
すでに都心からの移住経験者が多いのも、移住先として人気の理由の1つ。移住支援制度が充実しており、例えば長野市では移住起業支援金や空き家改修補助金などの助成金、伊那市では1年間定住した若者世帯に対する助成金もあります。
広島県は初のTOP3入り
2019年に初めてTOP3入りを果たした広島県は、若年層を中心に注目を浴びるエリア。例えば神石高原町では子供の小学校入学祝い金として第1子10万円、第2子20万円、第3子30万円を支援。さらに3子以降は保育料半額などの子育て支援制度があります。
筆者である私も過去に広島に住んでいましたが、広島市内は便利なエリアですし、少し車を走らせると緑豊かなキャンプ場などもあり、移住先としてもバランスの取れた場所だと感じます。
安定的な人気を誇る静岡県
静岡県は移住希望先として安定的な人気を誇ります。
静岡県が移住先として人気である大きな理由の1つには、やはり首都圏からのアクセスの良さがあるでしょう。東海道新幹線・東名高速道路・新東名高速道路が通っており、電車でも車でも首都圏・関西圏へのアクセスがしやすいです。
かつ伊豆半島や富士山、浜名湖などの自然も楽しめ、地方と都会の良さを兼ね備えた場所。また地価が安く、念願のマイホームを持つ人も多いです。

Iターンで地方移住して働く前に知っておきたいこと
あらゆる面で魅力の大きいIターン移住ですが、メリットしかないわけではありません。
ここではIターン地方移住して働く前に知っておいてほしいことを3つのポイントでまとめました。
iターンとか一時期流行ったが 一回東京暮らしに慣れた人間が地方で満足のいく暮らしができるのか? 移住する地域にもよるが例えば地方の郊外とかへ越せば物価は安いだろうが生活するのに車は必須だし 隣近所のしがらみも東京よりは面倒くさいぞ https://t.co/mlA0GkvcrU
— GEORGE@きつねどん兵衛(w) (@act02kuro) December 7, 2020
地方で働く=のんびりとは限らない
地方は都心部に比べてのんびりしているイメージを持つ人も多いでしょう。しかし都心部の企業から地方企業に転職する場合「地方企業だから働き方ものんびり」と考えるのは安直。
なぜなら会社における働き方は、都心部や地方といった地域性もある程度影響しますが、会社によって異なる部分も大きいからです。いってしまえば、地方企業でもブラックな働き方を強いられる可能性は十分あります。
積極的な情報収集が必要
「地方=静かでのんびり」というイメージを強く持っていると「意外とそうではなかった」とがっかりしてしまうケースもあります。特に地方都市であれば、ある程度人口が多く意外と騒がしいこともあるからです。
また地域によっては物価や家賃が意外に高いことも。イメージだけではなく、積極的な情報収集が必要でしょう。
大事なのは地方でどう暮らしたいか
ここまでの説明でわかってもらえたと思いますが、地方の「のんびり・自然豊か」といったイメージだけで移住を決めてしまうのは危険です。
大切なのは「あなたが地方でどう暮らしたいか」です。それを考えるには「地方で暮らしたいと思うきっかけは何だったのか?」から考えるのがいいでしょう。そうでないと「地方移住すれば解決できる」という思い込みだけで行動してしまい、後悔してしまう可能性もあります。
以下の記事では理想とする生き方を見つける方法を紹介しています。あなたが地方移住で実現したい「理想のライフスタイル」を見つける参考にもなりますので、あわせて参考にしてくださいね。

実際に移住した人の声を見てみよう
Iターンなどで地方移住して働くことを検討しているのなら、実際に移住した人の声を見てみるのがおすすめ。
特に移住先として人気の地方自治体では、移住を推進するためのホームページが開設されています。
先輩移住者の声が取り上げられているホームページもありますので、移住のイメージをより具体的にするためにも参考にしてみましょう。
- 東京都→広島県北広島町に移住したケース
- 東京都→島根県浜田市に移住したケース
- 神奈川県→長野県伊那市に移住したケース
- 神奈川県→東京都→松崎町(静岡県)に移住したケース
- 神奈川県→東京都→岡山県津山市に移住したケース
- 神奈川県→東京都→福井県大野市に移住したケース
また、以下の記事は東京と小田原の2拠点生活を送る現代美術家 新造真人さんのインタービュー記事です。働き方・生き方を見つめ直している人のヒントになる内容ですので、ぜひあわせて参考にしてみてくださいね。

移住前に自分自身の生き方・働き方を見つめ直して
地方移住はイメージだけで行動に移してしまうと後悔につながることがあります。
「自分はなぜ地方移住をしたいのか」「今の生活では実現できない部分を地方移住で本当に実現できるのか?」などを掘り下げて考えていくと、自然と理想とする移住先も見えてきます。
ぜひ今回紹介した先輩移住者の声も参考に、あなたのIターン地方移住のイメージを具体的に描いてみてくださいね。