マミートラックの意味とは?原因と対策をわかりやすく解説

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「マミートラック」という言葉をご存知ですか? マミートラックは、女性の社会進出を推進する日本にとって、近年出てきた新たな課題と言われています。

今回はマミートラックの意味や、問題が起きる原因、マミートラック対策を解説していきます。マミートラックの背景を知り、ワークライフバランスの実現へのヒントを得ましょう。

マミートラックとは

「マミートラック」とは、ワーキングマザー(ワーママ)が育児のために、いわゆる出世コースから退くこと。


出産前に働いていた職場に育休復帰を果たしても、家事・育児・仕事の両立をはかるのが困難になり、昇進・昇格をすることが難しくなる状態のことを指します。

日本では近年働き方改革や女性活躍などが推進されています。しかし「家事・育児は女性がするもの」という考え方が未だ根強くあるのも現状。そんな中、このマミートラックは大きな課題といえます。

マミートラックの語源

マミートラックは英語で「mommy track」。このtrackは陸上競技のコースを指しており、トラック競技のように代わり映えのない仕事を繰り返す様子を示しています。

マミートラックという言葉が使われ始めたのは1980年代。1988年、アメリカのNPO団体「カタリスト」(差別のない職場環境の実現、女性のキャリア推進とビジネスの発展を目的に活動を展開する企業メンバー制のNPO団体)の初代代表のフェリス・シュワルツが、育休制度の整備などを企業に求めたのに対し、ジャーナリストが「マミートラック」と名付けたのが始まりだと言われています。

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データで見る日本のマミートラックの背景

出典:労働政策研究・研修機構

1986年、日本では男女雇用機会均等法が施行。そこから徐々に女性の勤続年数は延び、女性役職者の割合も上昇しました。一方で、以前と高い水準とは言えない状況が続いています。

2010年、日本政府では「2015年の民間企業の課長相当職以上に占める女性の割合を10%程度とすること」を閣議決定。2015年には女性活躍推進法が施行されました。

これを機に、企業においても育児休業・短時間勤務といった育児・仕事との両立支援を導入するところが増え、大企業の正社員を中心に育休取得者が増加。

一方で長期間の育休によるブランク、復帰後の短時間勤務によって、結局は昇進は遠のいてしまうマミートラックにハマってしまう女性も増えているのが現状です。

出典:労働政策研究・研修機構

また日本では「家事・育児は女性がするもの」という考えが根強い課題もあります。

出典:労働政策研究・研修機構

「仕事と家庭に関する男性・女性の望ましい生き方」を調査したデータ(上図)を見ると、男女ともに「男性は仕事を優先、女性は家庭を優先すべき」という考え方が根強くあることがわかります。

マミートラックにはまる原因

ここからは、育休復帰後の女性がマミートラックにはまる原因をもう少し具体的に考えていきます。


今回は5つのポイントでまとめました。

勤務時間の短縮

厚生労働省の調査によると、育児のため時短勤務を利用する女性の割合は約30%。決して高い利用率とは言えませんが、幼い子供の育児と仕事を両立するため、勤務時間を短縮して働くワーママは存在します。

勤務時間を短縮すると、単純に仕事にかける時間が短くなるのが現状。その結果フルタイム勤務のときよりも十分な成果を上げられず、会社からの評価が下がったり、責任の大きい仕事を任せてもらえなくなったりすることがあります。

職場の理解不足

マミートラックには職場の理解不足も大きく影響しています。マミートラックに悩む女性の多くは「育児をしながらでもキャリアアップを目指したい」と考えています。

しかし育休復帰後、職場の人から「今は子育てを優先すべきだろう」と思い込まれ、早く帰るよう促されたり、急に抜けても支障の出ないような仕事を任せられたりすることも。

その結果「面白い仕事が回ってこなくなった」「もっと責任ある仕事がしたいのに」というモヤモヤした気持ちに悩むワーママもいます。

環境整備不足

職場の制度不足もマミートラックの原因に。幼い子供を育てていると、熱や怪我で保育園からお迎え要請がかかるなど、急遽予定を変更しなければならないことも多いです。

そんなとき、会社にテレワークやリモートワークなどオフィスでなくても仕事ができる制度が整っていると助かります。例えばインフルエンザなどで子供が元気でも自宅保育をしなければらない場合も、テレワークができれば自宅にいながら業務を遂行できるからです。

しかしそのような柔軟な働き方ができる環境が整備されていないと、家に帰ってしまえば仕事ができなくなり、周囲のメンバーに皺寄せが発生することに。このような事態が続き、徐々に出世コースから外れてしまうワーママもいます。

子供の預け先不足

ワーママが育児サポートを受けられる環境が整っているかどうかも、マミートラックにはまるかどうかの別れ目になるでしょう。

例えば実家が近所にあったり、両親と同居していたりする環境であれば、子供が急に熱を出した場合も、子供の面倒を見てもらえる可能性が高まります。

しかし実家が遠方の核家族で、夫も仕事が忙しい家庭の場合、子供の急な体調不良や怪我などの場合、外部のサポートを受ける必要があります。

病児保育ができる施設が利用できればいいですが、そのような施設を確保できない場合、ママ自身が子供の世話をしなければならず、仕事ができない状態になりやすいでしょう。

家族の協力体制が不十分

共働き家庭の場合、家事・育児は夫と分担して行うのが理想的です。しかし夫が多忙で協力体制がなかなか取れない場合、妻の負担が大きくなることも。

産休・育休復帰後、最初のうちは気合いで乗り切っていたとしても、徐々に家事・育児・仕事をこなすことに疲れていくことも多いです。その結果仕事量を減らしたり、責任ある仕事の担当から外れたりすることを自ら希望するワーママも。

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マミートラック対策は自分でもできる?

前述したように、マミートラックは職場の制度の整備など環境による影響も大きいです。


果たして自分でもできる対策はあるのでしょうか?

ロールモデルを見つける

あなたが「マミートラックにハマりたくない」と思うのはなぜでしょうか? もしかすると、身近に家事・育児もこなしながら、キャリアアップをはかっている女性がいるのかもしれません。

女性がキャリアを築いていく際、ロールモデルの存在は大きいといえます。もし「私もあの人のようにワークライフバランスを実現したい」と思うような人物が存在するのであれば、その人の仕事とプライベートとの両立方法を観察してみるといいでしょう。

まだそのようなロールモデルが見つかっていない場合は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。

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家族に協力を求める

家事・育児をこなしながら仕事でもキャリアアップを目指したい場合、やはり家族の協力は不可欠。現在夫からの協力があまり得られない状況にあるのなら、自分自身のキャリアプランも話した上で、どのくらい家事・育児にコミットしてほしいのかを話し合いましょう。

自分自身のキャリアプランを提示して論理的に話すことで、夫の理解も深められるはずです。家事・育児の分担方法については、以下の記事も参考にしてくださいね。

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職場と働き方について話し合う

職場の理解不足からマミートラックにハマってしまいそうな場合、今一度職場と働き方について話し合ってみてください。

例えば自分が今考えている育児と仕事の優先順位を共有すると、これまでは「今は育児にある程度優先したいのでは?」と思い込んでいた職場の人も「この仕事もふっても大丈夫なんだ」と気づくきっかけになる可能性もあります。

まずは現状を上司やチームメンバーなどに相談し、「これからどう働いていきたいのか」を伝えてみましょう。

会社の制度を再確認

子供の体調不良などで急に仕事を休まなければならなくなっても、在宅勤務ができれば自宅で子供の様子を見ながら仕事ができます。またフレックスタイム制度があれば、子供の保育園の送り迎えの時間に合わせてスケジュールを調整することも可能に。

このようなフレキシブルに働けるような会社の制度がないか、今一度確認してみましょう。

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作業工程をクリアに

まだ子供が幼い場合、急に休みをもらうことも多く、なかなか責任ある仕事を任せてもらえない事態も発生しやすいです。これを避けるためには、急に自分が抜けても仕事が回るような体制を整えておくのが効果的。

例えば自分が担当している業務をマニュアル化して周囲と共有すれば、急な休みをもらう場合も代替者で対応できる可能性が高まります。これはあなた以外のメンバーが急に休みをとった場合にもメリットになるため、この機会に会社に提案をしてみるのも1つの手でしょう。

業務効率化

時短勤務中のワーママの場合、限られた時間でいかに効率よく業務を遂行するかがカギ。そのために必要なのが業務効率化です。業務効率化には以下のような方法があります。

  • To Do リストを作成して業務を遂行する
  • ポモドーロ・テクニックなど集中力アップの方法を試す
  • マルチタスクよりもシングルタスクを心がける

以下の記事でも業務効率化のアイディアや役立つアプリなどを紹介しています。あわせて参考にしてくださいね。

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マミートラックの事例も見てみよう

マミートラックと一口に言ってもさまざまなケースがあります。


またマミートラックはデメリットが強調された言葉ですが、あえてマミートラックに乗ってワークライフバランスを実現する考え方も。詳しくは以下の記事も参考にしてくださいね。

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