シルク・ドゥ・ソレイユ初のヨーヨーパフォーマーが語る“成功”よりも大切なこと

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コントロールできることできないことを意識しながらPDCAを回す

ーーBLACKさんが日頃、パフォーマンスする上で大切にしていることを聞かせてください。

よく社会人の基本はPDCAと言いますよね。パフォーマンスもそれに当てはめて考えています。

僕の場合、先人のいない経験、前例のない経験がたくさんあります。いきなり成功するということは少ないです。だから、まずは挑戦してみて成功、失敗をし、そこから次に改善するということを繰り返しています

シルク・ドゥ・ソレイユのショーは1週間に10回公演とかあったんですけど、ヨーヨーでシルクのショーに出演する人は僕が初めてだったので「どういう筋肉を使うべきなのか」「どういうトレーニングをするべきか」「どういう休み方をするべきなのか」ということなどはシルク内でも理論立てられていないわけです。

だから、自分なりに仮説を立てて、その仮説をもとに詳しいと思われる人に相談をするなどをしていました。

ーー多くの公演をこなす中で、プレッシャーとはどのように向き合ってきたのか知りたいです。

自分にプレッシャーをかけないようにするコツは準備をできるだけするということにつきます。

準備ができなかった例としては、長期の海外公演への出演オファーを受けたのが開演20日前だった、という事がありました。急いで準備をして5日後には日本を発ちましたが、短期間での演技作りのプレッシャーから、出演直前に体調を大きく崩してしまいました。

きちんとスケジュールを立てて、準備をしておけば大きな機会でも乗り切ることができると思っています。TEDの時なんかまさにそうでした。

TEDの場合、1年前にオーディションがあり、合格してから出演までの期間が半年間あったんです。その期間はきちんと準備をしたので大病にもならず、本番でも結果を出せたのかなって思います。

ーー普通の人はそこで挫折と認識すると思いそうです。失敗した際は、どのように乗り越えていますか?

まず、パフォーマンスに失敗した際、失敗の要因が無数にあると思うんです。

例えば「照明が少し強かった」「お昼ごはんを食べすぎて集中力が欠けた」「お客さんのリアクションが静かで不安になった」とか。これだけ失敗の要因候補があると、分析はかなり難しいんですよ。だけど、それをやらないと次のパフォーマンスはよくならないので、必ずやる必要があります。

失敗の要因には、コントロールできることと、できないことがあります。例えば、お客さんのリアクションというのは、自分でコントロールできるものではありません。だけど、ヨーヨーのメンテナンスはコントロールできることなので、事前にやっておけることなんです。

事前に用意できることに対して、僕はかなりの時間をかけます。できる限り準備をした上で、クオリティを上げられることに時間を割きます。それでも多少のミスが出てしまったら、そこは「人間のやることだから仕方ない」と割り切るようにしています。

でも、事前の準備が不十分だったことを理由に失敗したら、そこは後悔をしたり反省は深くなったりします。

100点の成果を出せるショーは中々ありません。完璧にこなせなくて「自分が下手だからだ」とか「弱いからだ」ということを毎回思っていたらさすがに心が持ちません。だから、長く続けていく上で大事なことは「反省はするけど自分を責めすぎない」ということだと思います。

特にシルク・ドゥ・ソレイユの場合、1週間10公演、1日に2回の公演があることもあり、1回目の失敗を2回目に引きずっちゃいけないんですよね。「改善はするけど、できるだけ心を平穏にする」ということが大切だと思っています。

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小さな一歩でいい、成功だけが重要じゃない

ーーやりたいこと、挑戦したいことがあっても悶々とし続けている人は多いと思います。一歩踏み出すためには何が必要だと思いますか?

いきなり全てを捨てて人生を懸けた挑戦をするというのは難しいし、大きな勇気がいると思います。スモールスタートということなのかなと思います。まず小さな1歩でいいので、やってみることが大切です。

正直、結果が出ないことのほうが多いと思うんです。それでも、それをやるとその後の後悔は減るんじゃないかなと思います。「少し挑戦してみたけど、あまり結果が出なかったから自分はこの道は諦めるんだ」という納得がいくと思うんですよ。

最終目的は「挑戦に成功すること」ではなくて、「幸せになること」だと思うんです。「挑戦して成功する」というのは分かりやすい幸せの形とは思うんですけど、少し挑戦してみて諦めて納得するというのも1つの幸せの形なのではないでしょうか。

ーー幸せの形はそれぞれ違うものですよね。

一歩踏み出して諦めたとしますよね。それはそれで「踏み出した道が意外と自分には向いていない」という経験を得たということだと思うんです。そしたらその後、また別の興味がわくかもしれないじゃないですか。

それで、色々と試していく中で、もしかしたら当初思っていたのとは違う道で意外と相性のいい分野が見つかるかもしれない。それが幸せにつながるんじゃないでしょうか。

インタビュー後、ヨーヨーパフォーマンスを披露してくれたBLACKさん。スピードが速過ぎてカメラに収めるのに一苦労しました(笑)


【ライター編集後記】多くの人が世間一般的ないわゆる幸せ=成功という定義を持つ中でBLACKさんは違いました。「幸せの定義はアップデートするもの」という言葉が印象的でした。

常に、自分の幸せに全力で向き合い、追求し続けているBLACKさん。だからこそ、シルク・ドゥ・ソレイユという大舞台で世界から評価されるパフォーマンスを実現し、その後の日本の学校での講演活動にもつながっているのでしょう。

毎日、時間に追われている人が多い中でどれだけの人が自分の幸せについて考えているでしょうか。私自身インタビューをする中で、幸せについて今一度自分に問いかけてみたいと思いました。

Interviewer・Editor:桜口アサミ
Writer・Photographer: 藤原昇平

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