共働き家庭で家事の不満が生まれる原因とは?家事分担で大切なことも紹介

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共働き家庭では家事に関して不満を持つ人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、厚生労働省が実施した全国家庭動向調査のデータをもとに、家事分担の実態や不満が生まれる理由、家事を分担するときに大切にしたいポイントを紹介します。

夫婦ともにワークライフバランスを実現するには、家事の分担がカギといえるでしょう。ぜひ参考にしてください。

共働き家庭における家事分担の実態

SNSでは「家事を上手く分担できていない」「夫が家事をやってくれない」と悩む投稿がよく見られます。


共働きの夫婦の場合、家事はどのように分担しているのでしょうか。厚生労働省が2018年に実施した全国家庭動向調査のデータを見ていきましょう。

家事の大部分を妻が行う家庭が多い

まず、共働きかどうかに限らず夫と妻が行う家事の総量を100としたときの、それぞれが行う割合は以下という結果が出ました。

  • 妻:83.2
  • 夫:16.8

出典:第6回 全国家庭動向調査 結果の概要

第4回(2008年実施)・第5回(2013年実施)・第6回(2018年実施)ともに、多くの家庭で妻が8割近くの家事を担っていることがわかります。

夫婦それぞれが家事にかける時間でいうと以下のような結果です。

  • 妻の1日の平均家事時間:平日263分 休日284分
  • 夫の1日の平均家事時間:平日37分 休日66分

共働きでも8割以上の家事を妻が担当

さらに妻の従業上の地位別に、妻の家事分担の割合を調査した結果がこちら。

出典:第6回 全国家庭動向調査 結果の概要

「常勤」とそれ以外で差は見られますが、共働きでも半分以上の家庭で8割以上の家事を妻が担当していることがわかります。

「ゴミ出し」「食後の片付け」は夫が行う傾向

出典:第6回 全国家庭動向調査 結果の概要

日常的に行う以下の家事について、週に1〜2回以上夫が行う割合も調査しています。

  • ゴミ出し
  • 日常の買い物
  • 部屋の掃除
  • 風呂洗い
  • 洗濯
  • 炊事
  • 食後の片付け

その結果、共働き家庭において夫が家事を行う割合がもっとも多いのは「ゴミ出し」で、次いで多いのが「食後の片付け」でした。

一方「炊事」や「部屋の掃除」は夫が行う割合が少ない家事という結果でした。

共働き家庭の妻の4割が夫の家事に「不満」

また夫が行う家事について妻の満足度を調査すると、妻が常勤の場合61.2%が「満足している」と回答したものの、38.8%は「不満」と回答しています。

家事について不満を感じている人が少なくないことが、データからもわかりました。

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共働き家庭で家事の不満が生まれる原因

前述のように、妻の4割が夫が行う家事に対して不満を抱いていることがわかりました。


ではこの不満はなぜ起こるのでしょうか。考えられる理由を以下に挙げています。

夫婦間の認識のズレ

出典:ダイワハウス 共働き夫婦の「家事」に関する意識調査

ダイワハウスが全国の子持ち共働き夫婦を対象に行った家事に関する意識調査によると、上の図のように家事の分担に関して夫婦間で認識のズレがあることがわかります。

妻の認識では、夫婦間の家事分担の割合が「夫1割:妻9割(37.3%)」と回答する人が最も多く、次いで「夫2割:妻8割(22.3%)」「妻10割(17.7%)」となっています。一方で、夫の認識では「夫3割:妻7割」(27.0%)がトップとなっています。

このデータから「もっと家事を夫にやってほしい」と感じている妻と「やっているつもり」の夫というギャップが生じていることがわかります。

「名もなき家事」の存在


夫婦間には家事の分担に関する認識のズレだけでなく「どこまでを家事と認識しているか」という、家事の範囲のズレもあります。

いわゆる「名もなき家事」の存在を認識しているかどうかがポイントです。

冒頭の厚労省のデータでは、以下のようなものが名もなき家事(見えない家事)として挙げられています。

  • 食材や日用品の在庫の把握
  • 食事の献立を考える
  • ごみを分類し、 まとめる
  • 家族の予定を調整する
  • 購入する電化製品の選定

これらを遂行する担当は以下の通りです。

出典:第6回 全国家庭動向調査 結果の概要

週に1〜2回夫が行うことが多い傾向にある「ゴミ出し」ですが、その前段階である「ごみを分類し、 まとめる」は7割以上が妻が担当していることもわかります。

またダイワハウスの調査でも、以下のような項目で夫婦間で家事かどうかの認識にズレが生じていることがわかりました。

  • トイレットペーパーがなくなったときに買いに行く
  • 靴を磨く
  • 町内やマンションの会合に出席する

このように、家事の範囲のズレの原因となる「名もなき家事」の存在が、家事分担の不満を生じさせている可能性があります。

ゴールのズレ

夫婦間の家事分担の不満は「何をもってゴールとするか」のズレにも原因があります。

例えば以下のようなことが挙げられるでしょう。

  • 料理はするが片付けはやらない
  • 皿洗いはするが洗い方が雑
  • 子供のお迎えは行っても帰宅後の世話はしない

お手伝いになっている

「言ってくれたら家事やるよ」というのは、単なるお手伝い。本来あるべき姿は「2人とも自ら家事をやること」ですよね。

ただやり方がわからないこともあるため、やり方を聞かれたときは丁寧に説明して、次は自らでできる状態にすることも大切です。

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夫が家事をやらない理由

夫が思うように家事ができない理由は何なのでしょうか。


いくつか考えてみましょう。

やり方がわからない

単純にやり方がわからず、家事をできない状態になっているケースもあります。

例えば「洗濯物を干して」と妻から言われたとき「洋服の種類に応じてハンガーなどを分けたほうがいいのか?」など、妻なら無意識にやっていることに対しても迷いが生じることもあります。

特に妻が普段こだわりを持って家事をやっている家庭の場合「その通りにやらなければならない」と夫が感じている可能性もあります。そのプレッシャーが面倒に思え、家事をやらないことも考えられます。

どこに何があるのかわからない

買い出しや掃除をしない夫だと、どこに何があるかわからず動けない場合もあります。

例えば、洗面所を掃除しようと思っても「洗面所を拭く雑巾などはどれを使えばいいのか?」「洗剤はどこにあるのか?」などわからないことが多く発生して、やる気を無くしてしまっていることも考えられます。

妻も夫から尋ねられるのが面倒で「じゃあ私がやるから…」となってしまっている家庭もあるのではないでしょうか。

やったのに評価されない

夫が家事をしてくれたときに「もっと丁寧にできないの…」「これじゃ後々大変なんだけど…」など、つい不満を言ってしまっていませんか?

このような言葉は「やったのに感謝してもらえない」と感じる原因になり、次から「家事をやろう」とは思えなくなってしまうでしょう。

身体的にキツイ

夫が夜遅くまで仕事をしている場合、単純に身体的に家事を行う余裕がないことも十分考えられます。冒頭の厚労省の調査でも、夫の帰宅時間が遅い家庭ほど、妻の家事負担の割合が上がる傾向がありました。

平日早く帰宅するのがどうしても難しい場合は、休日の家事を担当してもらうなど、夫の身体的負担を考えた分配にするのが望ましいです。

夫婦それぞれの仕事のスケジュールを共有しながら、無理なく行える家事スケジュールを立ててみましょう。

共働き夫婦が家事を分担するときに大切なこと

共働き夫婦が上手に家事分担するときに大切なポイントがあります。


以下のようなステップを試してみてください。

そもそもの家事量を減らせないか考える

夫婦で分担する前に、やらなくてもいい家事をできる限りなくすようにしましょう。例えば以下のようなものがあります。

  • ハンガー収納で洗濯物たたみを少なくする
  • ワイシャツはクリーニングに出す
  • 食洗機を導入して手洗いを減らす

またモノを減らすことも家事の時短につながります。この機会に断捨離してみませんか?

家事分担に関する情報を共有する

「どこに何があるのか、どうやってやるのか」などを夫婦間で共有しましょう。

あわせて「いつできそうなのか、どれならやれるのか」も確認して分担内容を決めていくと、お互い納得感を持って担当できるでしょう。

時短アイテムを導入する

家事量を減らすためには時短アイテムを導入・活用するのも有効です。例えば以下のようなものがあります。

  • ネットスーパー
  • 料理キット
  • 食洗機
  • ロボット掃除機
  • 洗濯乾燥機
  • 自動調理鍋

例えば今まで料理を担当していなかったとしても、料理キットを使えば比較的ハードルが低いでしょう。平日は妻が料理を担当している家庭も、休日は調理キットを使って料理を担当してもらうのもおすすめです。

こだわり過ぎず歩み寄る

家事に対するこだわりが強過ぎるとお互い不満が出やすくなります。情報共有の際に「ここはここまでやれば大丈夫」など、家事のOKラインもあわせて決められるのが理想的です。

お互いのやり方を尊重する気持ちを大切にしましょう。

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家事をやりたくなる魔法の言葉

夫婦がお互い歩み寄って家事分担するには、お互い家事を進んでやりたくなるような言葉を知っておくのも大切です。


例えば以下のような言葉をかけてみてください。

「手伝ってくれたらうれしいな」

人が気持ちよく動ける言葉として「アイメッセージ」というものがあります。

例えば「後片付けして」という声がけは「(あなたが)後片付けして」という「ユーメッセージ」。これを「アイメッセージ」に言い換えると「後片付けしてくれたら(私は)助かるな」となります。

アイメッセージには自然と柔らかい表現にできたり、行動を強制しなかったり(相手の判断に任せられる)といったメリットがあります。

「このなかならどれができそう?」

相手ができる家事を選んでもらうための言葉です。自分で選ぶことで責任感も生まれるでしょう。質問した側は、相手が選んだ家事は最後まで任せる覚悟も必要です。

「ありがとう」

些細なことでも感謝する気持ちが大切です。一緒に過ごしているとつい忘れがちなので、意識して感謝を伝えるようにしましょう。

「助かった!」

中には「ありがとう」を伝えるのが「少し恥ずかしい」と感じる方もいるかもしれません。その場合は家事をしてくれたときの自分の感情などを伝えるのがおすすめです。

例えば「助かるわ〜」「やってくれたからゆっくりできたよ」など。単純な「ありがとう」よりも感謝の気持ちが伝わることもあります。

「私だったらここまでできない」

褒めポイントがあれば必ず伝え、ダメ出しするのは避けましょう

例えば筆者である私の夫は、洗濯物をきちんとシワを伸ばして干してくれます。私はいつもそのまま干しているので「洗濯物干すの上手だね」と伝えています。

共働きの家事分担は「可視化」から

共働き夫婦で家事分担をするには、まず家事の可視化をすることが大切です。


「全然家事をやってくれない」と不満に思うのは、単純に相手が家事の存在に気づいていない可能性もあります。

行うべき家事を可視化してそれぞれができる範囲で担当するようにすれば、スムーズに家事分担できるでしょう。

以下の記事では、家事分担のコツや便利なアプリ・アイテムを紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。

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