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落合陽一氏が提唱するワークアズライフ。「聞いたことはあるけれど、どんな考え方なのか詳しく知らない」という方も多いでしょう。
この記事ではワークアズライフの意味や考え方、実現のポイント、メリットを解説します。
よく使う「ワークライフバランス」という言葉との違いも紹介するので、この記事を参考に理解を深めましょう。
ワークアズライフとは?
まず初めに、ワークアズライフの考え方を解説します。
いま注目されている理由も紹介しているので、背景も合わせて理解しましょう。
「寝ている時間以外はすべて仕事であり趣味」という考え方
ワークアズライフは、メディアアーティストとして幅広い分野で活躍している落合陽一氏が提唱している考え方です。具体的な内容は以下の通りです。
ワークアズライフが注目されている理由
ワークアズライフが注目されているのは、メンタルヘルスによい影響が期待できるからです。
いま労働者のメンタルヘルスを守ることが重視されています。働き方改革により残業時間の規制などが進んでいることからも、国全体で取り組んでいることがわかります。
「仕事=趣味」とするワークアズライフを実現できれば、労働者のストレス軽減が期待できるでしょう。
また、インターネットや技術の発展・普及も、ワークアズライフの注目を後押ししています。自由な働き方がしやすい現代であれば、ワークアズライフの実現も困難ではないという意見も多く見られます。

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ワークアズライフとワークライフバランスの違い
ワークアズライフとワークライフバランスは言葉やイメージが似ているので、同じ意味なのでは?と思う方も多いでしょう。
ここでは、ワークライフバランスの意味、ワークアズライフとの違いについて解説します。
ワークライフバランスの意味
ワークライフバランスは、直訳すると「仕事と生活の調和」という意味です。世の中に広く普及している言葉なので、認識している方も多いでしょう。
仕事が充実することだけを目指すのではなく、プライベートの充実、ライフステージに応じた多様な生き方を大事にする考え方です。
「仕事とプライベートの両方が充実することで人生が豊かになる」という意味で使われることが多いです。
ワークライフバランスについては、以下の記事でさらに詳しく紹介しています。
違いは仕事とプライベートを区切るか区切らないか
ワークアズライフとワークライフバランスの違いは、プライベートを区切るか区切らないかにあります。
- ワークアズライフ:仕事=趣味のため、仕事とプライべ―トを区切らない
- ワークライフバランス:仕事とプライベートを区切ることが前提
ワークライフバランスの実現のためには、業務を効率化してプライベートの時間も確保することが大切とよくいわれます。これは、仕事とプライベートを区切っていることがわかる例ですね。
会社員の人は、オフィスに行ったり勤怠を記録したりするので「ワークライフバランス」の考えのほうが理解しやすいかもしれません。
対してフリーランスとして働いている人は、仕事の時間が決まっているわけではないので「ワークアズライフ」の考えもイメージしやすいでしょう。
ワークアズライフの考え方では「仕事も自己実現の手段」
ワークアズライフの考え方では、仕事はネガティブなものではありません。仕事もプライベートも自分の理想を体現するための手段という考え方です。
そのため、仕事の価値を時給ではなくやりがいにおくことが特徴といえます。

ワークアズライフとワークライフバランスの実現のポイント
続いて、ワークアズライフとワークライフバランスの実現のポイントを紹介します。
実現にあたって重要なことがそれぞれ異なると言われています。
ワークライフバランスではタイムマネジメントが重要
ワークライフバランスを実現するためには、仕事・プライベート共に質の高い時間を過ごすことが大切です。
なぜなら、仕事・プライベートいずれかに時間を使いすぎると、もう一方に悪影響が生じてしまいバランスが悪くなるからです。
例えば非効率的な仕事をしていれば残業が増えてしまい、プライベートの時間が確保できません。ワークライフバランス実現のためには、タイムマネジメントが重要といえるでしょう。
ワークアズライフではストレスマネジメントが重要
仕事にやりがいを感じ熱中しているときが、ワークアズライフを実現している状態です。
自分がどんなことが楽しくてストレスを感じないのか、逆にどんなことにストレスを感じるのか知っていれば、ワークアズライフを実現しやすいでしょう。
公私の境目がなくなることで発生するストレスもあります。ワークアズライフではいかに日々ストレスを溜めないかが重要になります。
ワークアズライフのメリット
ワークアズライフには具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
以下で解説していきます。
人生まるごと楽しめる
ワークアズライフを実現できれば、寝ている時間以外は好きなことをしていることになります。仕事の悩みを抱えることが少なく、楽しいと思える時間が多い人生になるでしょう。
「仕事の時間は楽しくないけれど仕方ない…」と考えている人も多くいます。仕事している時間を含めて人生まるごと楽しめることは、大きなメリットといえます。
仕事に対するストレスが減る
ワークアズライフを実現すると、自分の意思で仕事量を調整し、自分のペースで仕事を進められることが増えます。
自分の価値観と合う行動をし、自らの意思で日々どのように過ごすかコントロールできるので、仕事のストレスが減るでしょう。

ワークアズライフ反対派の意見
ワークアズライフの考え方に反対の人もいます。
反対派の意見は主に以下の2つです。
長時間労働となり体調を崩してしまうのでは?
「ワークアズライフでは、長時間労働となり体を壊すケースが出るのではないか」という意見があります。
しかし、ワークアズライフのポイントは「好きなことを仕事にする」、つまり長時間やってもストレスを感じないほどやりがいのあることを仕事にするということ。
体調を崩すほどストレスを感じることを長時間行うのは、ワークアズライフを実現しているとはいえないでしょう。前述のように、心理的ストレスを軽減できるようストレスマネジメントすることが重要です。
ワークアズライフは、常に仕事をしていないと落ち着かないため仕事ばかりして、体力的・精神的に無理が出てしまうワーカホリックな状態とは異なります。

自分に合った仕事を探すのは難しいのでは?
「自分に合った仕事を探すのは難しいのではないか」「会社員がワークアズライフを実現するのは無理ではないか」という意見も多く見られます。
たしかに、好きなことを仕事にする人はまだ少ないですしリスクもあるでしょう。
でも最近は、徐々に多様な働き方が認められてきています。すぐに完璧なワークアズライフを実現することが難しくても、自身の幸せのためにも多様な働き方を模索することが大切でしょう。

まとめ
ワークアズライフは「好きなことを仕事にして生活する」という考え方です。実現できば、人生をより楽しめるようになったり、仕事のストレスがなくなったりするでしょう。
以下の記事ではワークアズライフを実現する具体的な方法や、おすすめの職業を紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。
