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「柔軟な働き方を叶える方法」無料ebookで解説
働きやすい会社は、柔軟な働き方を推奨する文化が根付いています。
結婚・出産後を含めどんなライフスタイルでも働きやすい制度が整う会社なら、女性がワークライフバランスを実現しながら仕事を続けやすいでしょう。
この記事では、女性が働きやすい会社の特徴と、あなたに合った会社を見極める方法を解説します。
女性にとって働きやすい会社とは
女性が働きやすい会社には、共通する特徴がいくつかあります。
ぜひ参考にしてください。
女性管理職の割合が比較的高い
管理職のポジションなど、社内で活躍している女性が多いほどその会社は働きやすいといえます。
厚生労働省の平成30年度雇用均等基本調査によると、役員を含まない女性管理職の割合は次の通りです。平成21年度以降、女性管理職は増加傾向にあります。
・課長相当職:19%(17. 7%)
・部長相当職:10.7%(10. 6%)
特に管理職になることも視野に仕事を続けている方は、上記の割合を参考に、女性管理職の割合が少なくない職場を選ぶとよいでしょう。
組織全体として働きやすさに注力している
働き方改革推進により、女性が働きやすい職場を実現するための制度を導入している企業は増えています。
ですが、制度が組織全体に浸透していなくては意味がありません。女性が働きやすい職場を作るため、社員一人ひとりの意識改革にも取り組んでいる会社が本当に「働きやすい会社」といえるでしょう。
業務フローが確立されている
例えば育児中であれば、子どもの発熱などで急遽休みを取らなければならないことがあります。また、女性はホルモンのバランスで体調不良になってしまうこともありますよね。
チーム内の業務フローが確立されていれば、急遽自分が休まなくてはいけない時に最低限のことを誰かが代わりに行いやすい状態です。
一方で有給があるのに「あなたしかできないから」と言って、なかなか休めないような環境は避けたいところです。
人間関係が良好
陰口や職員間のトラブルがあったりすると、当たり前ですが気持ちよく働けないですよね。職場の人間関係が良好だと「協力しよう」という雰囲気になるので、仕事がスムーズに進みます。
仕事で困ったら助け合えたり、同僚からいい刺激をもらえたり、先輩パパ・ママがいれば子育ての相談をしたりなど、お互いにプラスの関係を築いている職場は働きやすいと感じるでしょう。
育児経験のある女性がいる
内閣府のデータによると、日本では第1子出産を機に離職する女性が46.9%もいます。つまり半分近くの女性が出産を機に会社を辞めているのです。
そのなかでも子育てしながら働いている、あるいは子育て経験のある女性社員が多い会社は、女性が働き続けやすい会社といえます。
子供は急に熱を出したり、体調を崩しやすかったりするもの。子育て支援制度が整っていても、周囲の人から理解が得られるかどうかは非常に重要なポイントです。
急遽休みをとらなくてはいけない場合も快く承諾してもらえたり、実際にそのような経験をしながら働く女性社員が多かったりするのは精神的な支えにもなります。
時間通りに帰れる
例えば育児をしながら働く女性の場合、定時もしくは決まった時間で退社して保育園へ子供のお迎えに行かなければなりません。
しかし頻繁に急な残業がある職場だと、毎回保育園の延長保育を頼まなければならなかったり、誰かに助けてもらう必要があったりして、しんどい状況になります。
また育児中でなくても、ワークライフバランスを実現できない職場で働き続けるのは、身体的にも精神的にも厳しいでしょう。
「定時退社することもできるが、上司や同僚からよく思われていない…」という職場も避けるべきです。
あらゆるライフステージにある人が働きやすい環境を、社員一丸となって作っているのが理想的です。

社員の成長を後押しする制度がある
キャリアアップするための資格取得をサポートする制度や独自の表彰制度など、社員の成長をサポートしてくれる制度があるのも働きやすいポイントです。
働くモチベーションを高めるきっかけになるでしょう。
柔軟な働き方ができる
在宅勤務や時差出勤ができたり、フレックスタイム制で始業・終業時間を自分自身で設定できたり、多様な働き方ができる職場ならどんなライフスタイルの方も働きやすいでしょう。
また、子育てに関する制度だけでなく、自分が介護をする可能性もあるため介護支援制度があるかどうかもチェックしたいですね。
職場復帰支援が充実
産休・育休などの休暇の制度だけでなく、復帰しやすい環境作りができているかも重要なポイントです。
例えば復帰前から面談でコミュニケーションをとる機会があったり、残業制限を設けていたり、定期的な1on1などでサポートしてくれたりなど。
社内託児所や家事代行などの福利厚生がある会社もあります。
自由な働き方を叶えるパラレルワーカーの声
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【SNS調査】女性が働きやすい会社とは?
続いてSNSで発信されていた、女性が働きやすい会社の特徴を紹介します。
実体験に基づく意見なので参考になるでしょう。
女性の比率が高い
いま女性比率50%くらいの会社で働いてるけどスーパー働きやすいし、子供が就職する時に特にやりたい事なかったら既に女性がそれなりに活躍している会社をすすめると思う。Twitterで見るようなうざい事言われた事まじで一回もない。
— MIKAPASK (@mikapask) August 1, 2020
女性社員の比率が高い会社は、育休や子育て支援の制度が整っていて女性が働きやすい環境である可能性が高いですよね。
またロールモデルや相談できる人も見つけやすいので、仕事のモチベーション維持につながるでしょう。
男性も育休を取っている
弊社は産休育休とっている先輩方も多くて女性は働きやすいと言われているけれど、実際は男性社員から影で結構キツいこと言われてる。こんな環境じゃ、女性の社会進出なんぞまだ課題が山積みだよなと思う。
メンタルがよっぽど強いか、お金を稼ぐという割り切りがないとやっていけないもん。— するめちゃん (@kamikamisurumes) August 1, 2020
子供を育てながら働くには
1.産休育休がとりやすく
2.休みが長期になっても途中で倒産したりしない
3.復帰後も働きやすい会社
じゃないと厳しかったけど最近は
「父親が育休を取って母は早めに復帰する」「半育休」「育休中に在宅で副業する」とか色んな選択肢が出てきて時代は確実に進んでるなと思う— えんぴつ (@empitsu88) August 5, 2020
女性が働きやすい制度があっても、周囲の社員からの理解が得られないと働きにくさにつながります。特に男性社員の理解があるかどうかは重要です。
厚生労働省が行った調査によると、平成30年度の男性の育児休業取得者の割合は6.16%。6年連続で上昇はしていますが、いまだ低いのが現状です。
パタハラ(パタニティ・ハラスメント)のような扱いを受けるような企業もまだあります。
そんななか男性の育休取得率が高い企業は、子育てと仕事の両立に対して理解がある会社といえるでしょう。

男女平等
30年前にプログラマだったけど、社員の半数近くは女性だったぞ。もちろんほぼ全員がプログラマだった。なお、例外の事務職は男性と女性各一人だった。当時まだ新しい業界の比較的新しい会社だったのもあって男女差別も非常に少なく化粧強要もなくお茶汲みも男女平等で働きやすい会社だった。 https://t.co/8uhdtO5lKJ
— Cook⚡生還しました。後遺症なし!詳細はピン留め (@CookDrake) August 7, 2020
女性が働きやすい企業のタイプとして「男女平等型」があります。もちろん「お茶汲みや雑務は女性」といった概念がなく、性別関係なく成果を出せば評価される会社です。
女性だからといって冷遇も優遇もされることなく、仕事で成果を出してキャリアアップしていきたい女性にとっては働きやすい環境といえるでしょう。

女性にとって働きやすいの探し方
今回紹介したような「女性が働きやすい会社」はどうやって見つければいいのでしょうか。
ここでは探し方を具体的に紹介します。
「男女平等型」と「制度充実型」どちらに近い会社がいいか考える
女性が働きやすい会社を探す際は、まずは「男女平等型」と「制度充実型」のどちらに近いタイプの会社で働きたいかを考えると見つけやすいです。
男女平等型は、管理職になることも視野にどんどんキャリアアップしていきたいと思う方に向いています。また制度充実型は、時短勤務や育休復帰などのサポートが充実した環境で、子育てと仕事を両立させながら働くことを目指す方に向いているでしょう。
もちろんキャリアアップと子育ての両立は可能ですし、どちらも叶う企業はたくさんあります。
ただ優先順位をつけておくことで、数ある企業の中から転職先を選ぶときに「この企業は違う」と削っていきやすいのでおすすめの方法です。
女性が働きやすい会社を見極めるチェック項目
女性が働きやすい会社を見極めるには、以下のような項目をチェックするとよいでしょう。
- 男女比率
- 離職率
- 平均残業時間
- 有給休暇取得率
- 育休取得率
- 資格取得をサポートする制度や表彰制度の有無
- 働き方改革への取り組み
男女比率は一般社員もそうですが、管理職の男女比率も見てみましょう。例えば管理職が年齢層の高い男性ばかりの会社は、残念ながら女性がキャリアアップすることへの理解が薄い可能性もあります。
また前述したように育休取得率は男性社員の取得率も見たほうがよいです。男性社員が育休を取得できる会社は、社内の風土として子育てをしながら働くことへの理解があるでしょう。
女性が働きやすい会社を見つけやすいサイト
転職サイトの中には、以下のような女性に特化したものもあります。女性が働きやすい会社を見極めるポイントを解説したコンテンツも発信されているので、参考にするとよいでしょう。
また、実際に会社に所属していた人のクチコミが寄せられている以下のような口コミサイトも利用してみましょう。
以下の記事では働きやすい会社のランキングを紹介しています。あわせて参考にしてください。

「将来どのように働きたいか」から考えよう
「女性が働きやすい」と一口に言っても、働きやすい条件は人それぞれです。
まずは、あなたが今後どのように仕事をしていきたいのかを明らかにしてみましょう。例えば「マネジメントがしたい」「大きな仕事を任されるようになりたい」「どちらかというと子育て中心がいい」など。
どんな理想も間違いはありません。自分らしく働ける状態をぜひ言語化してみてください。
以下の記事では、様々な角度から「働きやすい会社」の特徴を挙げているので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
